オフィスのエクステリアを工夫するなどと言うと、贅沢なイメージがあるかもしれません。でも、エクステリアは決して無駄なものではありません。外観などを向上させるだけでなく、実用面や防犯上のことなど、さまざまな面で環境を良くすることに役立つものです。エクステリアの重要性や、限られた費用でできることをご紹介します。
オフィスのエクステリアとは、外壁だけでなく、庭や外構などを含めた建物の外観部分の全体を指す言葉です。エントランス部の扉やテラス、場合によっては駐車スペースといった外周りの構造物やグリーンなども含まれています。インテリアの居住性や生産効率を重視しているベンチャー企業経営者の方は多いと思いますが、従業員の労働環境の一部として、またお客様を迎えるにあたっても、快適なインテリアと調和したエクステリアもまた、オフィスにとって軽視することができないものと言えるでしょう。
エクステリアもまた、快適な労働環境と深く関わっています。インテリアがどれほど心地良いとしても、ビルのエントランスが暗かったり、極端に狭かったりすると、どうしても精神的な不安が伴うものです。また、エクステリアは、見た目の美しさだけでなく、空き巣や車の盗難を防ぐなど、防犯機能も持っています。 テナントに入居する際には、施錠機能とあわせて、照明設備はどうなっているか、周囲からの見通しが良いかどうか、悪意のある人が身を隠せるような場所がないかどうかも、検討するとよいでしょう。
エクステリアにまで配慮した物件は、やはり賃料が相応に高くなる傾向にあります。多くのベンチャー企業にとって、そうした物件に入居することは簡単ではないはずです。それならば、従業員によるDIYでエクステリアを変更するのも良い方法かもしれません。本格的な外壁工事こそ難しいかもしれませんが、防犯機能の向上を目的とするという建前があれば、ビルオーナーの協力も仰げるに違いありません。照明やグリーン、表札など、ショッピングサイトを利用し、ほんの少し手を加えるだけでも空間の美化・効率化が行え、限られた手間と経費でエクステリアを改善することができます。
建物が老朽化している場合など、エクステリアを含め、テナントが主体になり、ビルオーナーを巻き込んで大規模なリノベーションを行う例も少なくありません。テナントにとっては、自分たちの好きなようにオフィスづくりができるメリットがありますし、入居者のニーズに合うように物件を改善して資産価値を高めることができるため、ビルオーナーにとっても大きなメリットがあります。エクステリアのリノベーション事例としては、テナントの外壁刷新および自動ドアの取り付けで約70万円、4回建てのALC造のビル外壁の全面塗装で約250万円、化粧ブロックとアルミフェンス、さらに伸縮タイプの門扉の取り付けで約380万円などが挙げられます。
オフィスのエクステリアについて、重要性や、改善する方法についてご紹介してきました。入居当時から美しく安全なエクステリアのビルに入居するのもいいですが、古い物件の限られた資源をうまく利用しながら、ビルオーナーや他の入居者とコミュニケーションを重ね、自分たちの思い描くようにリノベーションしていくことで、より良い環境を作ることもできます。インテリア同様、エクステリアにも目配りして、より良いオフィス作りにお役立てください。
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