フリーランスが働きやすい場所の条件は?各オフィス形態のメリット・デメリット

閲覧数:2,371     更新 2016年6月17日更新
フリーランス(個人事業主)が仕事をする上で働きやすいオフィスとはどのようなものでしょうか。個人で働くなら、働く場所はどこでも良いように思えます。しかし個人で働くからこそ、働く環境を重視したほうがいいのです。自己管理しなければならないからこそ、自身の働きやすい場所を持つことをオススメします。それぞれのオフィスタイプのメリットとデメリットをご紹介します。

働きやすいオフィス環境とは?

働きやすいオフィスとはどんなオフィスかをハード面とソフト面に分けて考えてみます。ハード面で考えると、パソコンや机・椅子が快適で長時間座っていても疲れにくい。インターネットの速度が早い。騒音が少なく集中できる空間がある。リラックスできる部屋や空間がある。通勤しやすい場所にあるなどといった点が挙げられます。ソフト面では、他の人と交流できたり、疲れた時に気分転換できるように飲み物などがあったりと適度な刺激がある環境があると良いでしょう。

シェアオフィスのメリット・デメリット

シェアオフィスでは、専用オフィスよりも賃料が低く、光熱費・インターネット代などが賃料に込みの場合もあり、ランニングコストを抑えられるメリットがあります。住所は登記に使用可能な場合が多く、自宅住所よりは対外的な信頼性が高いでしょう。また、家具も備え付けの場合が多く、初期費用が抑えられます。共用とはいえ、会議室があるので来客時にも困りません。占有スペースがあるので、従業員がいても数人であれば大丈夫でしょう。
デメリットとしては、複数の企業が出入りをしているので、セキュリティ面について、専用オフィスの場合より、気を遣うことやネット回線や設備が共通なので、回線速度が遅くなるおそれがあります。

コワーキングスペースのメリット・デメリット

コワーキングスペースに多いフリーアドレスの席の場合、メリットとしては、オフィスに必要な設備が整っており、一人でもオフィスに必要な設備が使える点。ある程度の広さがあるので、仕事の気分転換を図りやすい点、他の入居者との交流がしやすい点など働きやすさについての点があります。また、スペースが共用のため、賃料が5千円〜3万円程度と大幅に抑えることができます。賃料以外のランニングコストも賃料に含まれていることが多いです。
デメリットとしては、インターネット回線が共用のため、時にスピードが出ない場合があること。24時間出入りが自由でない場合、スペース自体の営業時間に縛られること。他の人の声やイベントなどで音が気になり、集中しづらい時があること。会議室が使いたい時に使えるとは限らないこと。登記に住所利用ができないケースがあることなどがあります。

事務所として利用可能なマンションのメリット・デメリット

一般のマンションを事務所として使用する事務所可マンションのメリットは、
専用オフィスなので、対外的なイメージが良いこと。他の会社の人がいないので集中できること。24時間いつでも使えることがあります。住所は事務所用で借りていれば登記利用は可能です。
デメリットは床面積に対して、生活に必要な風呂などの面積も含むため、オフィス部分がやや狭くなること、場所によっては通勤時間が掛かることがあります。また住居利用している他住人とのトラブル、オフィス掃除などは自身で行う必要があります。
多少コストは掛かりますが、オフィス環境の良さや働きやすさについては高いものがあるでしょう。

カフェでノマド!と自宅の使い分けのメリット・デメリット

カフェで作業したり、自宅を使ったりする場合のメリットは、自宅または近隣のカフェで作業をするので、移動時間を最小限に抑えられること。気分によって場所を変えやすいことがあります。
デメリットは、仕事のオン/オフがつけづらいこと。カフェでは例えトイレだとしても、離席しづらいこと。カフェ利用の比重が高い場合にはコワーキングスペースなどのオフィスを借りるよりお金が掛かること。ネット回線を別途用意しなければならならず、回線が不安定になりがちだということ。
オフィスに比べると、セキュリティ面に気を遣う必要があり、パソコン画面の覗き対策だったり、カフェで行う作業を選ぶこともあります。また、住所が自宅だと片手間での仕事だと誤解されることもあり、個人事業主としての信用面にも関わります。
各オフィス形態のメリット・デメリットについてお送りしてきました。
シェアオフィスやコワーキングスペースなどオフィスを共有する場合は、ランニングコストを低くできることや他の人との交流ができて思わぬ仕事につながることもありますが、他所の会社の話し声や電話の声がしたりと、プライバシー性に難があります。専用オフィスではコストが掛かりますが、集中できる環境を得ることができます。
働きやすさはコストの高低だけでなく、仕事をしている間にどのような環境が得られるかによります。ケースに合わせて適したオフィスを選びましょう。どんなオフィスが良いか迷ったら、オフィシルでご相談もしておりますので、お気軽にご連絡ください。
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