はじめましてs.nagareです。世間には多くのビジネス本が発売されていますが、漫画を通じてビジネスのイロハを学ぶケースもあるのではないでしょうか？私のバイブルといえるビジネス漫画は、そう「課長 島耕作」です。一般的にもよく知られている作品ですが
その主人公「島耕作」が起業してオフィスを借りた場合、どんなオフィスを選ぶかを想像してみた。
島耕作がどのようなオフィスを借りるかという議論をする前に、課長島耕作という漫画を少し紹介しておこう。
本作品（課長島耕作）は1980年代前半からバブル景気期を経て1990年代初期までの大企業間の競争、派閥争い、特に団塊の世代サラリーマンの群像をリアルに表現したものである。
主人公・島耕作は団塊の世代に属し、松下電器を模した大手電器メーカーに勤務する課長で、保身を考える頭のいい平凡なサラリーマンだが、女性に絡むことが多いモテキャラとして描かれている。作品内容もオフィスラブなどの個人的な出来事が主な内容である。
出典元：
（c）弘兼憲史／講談社
販売：amazon.co.jp
また、島の性格は、上司という立場を利用し、バンバン社内不倫をしている反面、案外小心ものである（あくまでも課長時代）。
脱線するが、課長時代はかなり最低な行動をとっているにもかかわらず、最近になって理想の上司１位に選ばれることも多いのは、滅多に怒らない柔らかい物腰と部長島耕作～会長島耕作のイメージによるものと考えられる。
（課長島耕作の連載期間は1983年から1992年と随分前の話だ。）
オフィスというのはビジネスに直結する。
彼がどのような状況で独立するかによって、支払える賃料も変わってくるはずだ。まずは起業時の状況を想像してみよう。
さて、起業すると言っても、彼自身、頭脳明晰かつ小心者ゆえ、いきなり起業というのは考えられない。勝率が極めて高いビジネスモデルがある、もしくはどこか優良企業との提携等、ある程度目途がついた上での起業となるのではないか。
また、彼は自分自身のことはよくわかっているため、自分に足らないメンバーを創業時にジョインさせている可能性が高い。
島が一人で営業も管理も経営企画もサービスもって想像がつかない。
そして、彼は自分でリスクを取らない可能性が高い。彼が借金まみれで、自己破産するイメージはないし、毎日牛丼で凌いでいる姿も想像できない。
とすると出資を受けているのではないだろうか。一方、彼は自分がメインの株主になることに拘らなさそうだ。
多分そうだろう。いや、そうに違いない。
それと「ダイバーシティーだ」なんだいって、女性採用を積極的にするのは間違いない。
彼は困った時はいつも女性に助けられている。
加えて、何となくだが、出張の多そうな仕事をしそうだ。漫画の中でも彼は結構出張している。起業してもその流れは変わらないだろう。
最後に、彼は恰好つけたがりだし、小心ものだ。
恋人に一緒にいようと誘われたが、終電が無くなりそうで、タクシー代をけちって、
恋人からの誘いを断るというエピソードがある。ただ、相手からタクシー代を出すと
いうことで、結局一緒にいることになったエピソードがある。
以上の部分をまとめると、
① 秀逸なビジネスモデルがあるもしくは業務提携できる仕事がある。
② 複数人で独立する。
③ 出資を受けている。
④ 女性採用を積極的にする。
⑤ 出張が多そう。
⑥ 恰好つけ（もしくは見栄っ張り）である。
⑦ 一方小心者でもある。
こんな状況が見えてくる。
彼が希望するオフィスは、当然シェアオフィスではない。また2-3名のレンタルオフィスではない。
面積の小さいオフィスビルか5-10名くらいまで可能なレンタルオフィスとなりそうだ。
その場合、レンタルオフィスは有名なブランドを選択するだろう。
オフィスであれば、できれば大規模オフィスの1区画を借りる、もしくは洗練された小規模オフィスが対象となるのではないだろうか。
女性採用の観点からみても、築浅のオシャレで、立地の良いビル（駅から遠いのは女性に嫌われそうだ）を選びそうでもある。
間違っても場末の雑居ビルは選ばない。（サラリーマン金太郎なら、場末の雑居ビルかもしれないが）
一方、小心者でもあるため、賃料に関しては、できる限り抑えたいと考えるはず。
そうすると場所に関しては、賃料の高い丸の内近辺は選ばないだろう。
彼がもし三菱商事出身のサラリーマンであれば、丸の内を選んだかもしれないが、彼は初芝である。
ということで、立地の良さと割安感から、山の手線の「東側」を推薦したい。
「神田・浜松町・田町・品川だ。」
この4駅の特徴は羽田にも近く、東京駅にも近い。そう出張に強い駅である。
そして、出張に強いにもかかわらず、都内の港区・千代田区・中央区にもアクセスが良い。
渋谷区・新宿区は若干遠いが、山手線、丸ノ内線や大江戸線から乗り換え無しで行ける。
よし！場所は決まった。
オフィス物件のイメージは固まってきた。
オフィス面積に関しては、当初3-4名で、数年で10名程度まで拡大することを考えると1人3坪として、30坪程度のオフィスが必要である。ベンチャーであれば1人2坪でもいいのではないだろうか。
賃料は東京で坪1万円だと雑居ビルになるので、1.5から2.0万円くらいだろうか。2万円はちょっと高いか。
そうすると大規模オフィスビルの1区画は消えるだろう。
レンタルオフィスは状況によって増床等しやすいため、坪3－4万円でもなんとかなる。会議室もいらないし（レンタルオフィス備え付けの貸会議室を利用すればいいし、そもそも創業当初の打合せは相手のオフィスで打合せすることが多いのではないだろうか）。
また、彼は女性を意識しているので、トイレは当然男女別である。
1フロア30坪規模のオフィスで男女別のオフィスは多くない。小規模オフィスでトイレが男女別になると、、、かなり絞られてくる。そうすると築浅のビルに限られるだろう。
・「レンタルオフィス・洗練された小規模オフィス」
・「駅近」
・「築浅」
・「神田・浜松町・田町・品川」
・「賃料は坪1.5万円前後」
・「トイレは男女別」
この条件で検索したところ、、、、、何と出てきました！！
住所：東京都千代田区神田須田町1-24-6
最寄り駅：神田駅1分
竣工：2008年9月
耐震：新耐震基準
階数：地上11階
用途：オフィスビル/賃貸事務所
構造：鉄骨構造
このビルでしょうか。この記事をアップしている時点では、９階と１１階が空いている。
現時点では田町や浜松町は出てこなかった。。。
次にレンタルオフィスはリージャスの下記のオフィスが調度いいのではないだろうか。
住所：東京都港区港南2-16-1
最寄り駅：品川駅2分
住所：東京都港区芝大門1-10-11
最寄り駅：大門駅3分、浜松町駅7分、御成門駅2分
住所：東京都港区新橋4-21-3
最寄り駅：新橋駅5分
住所：東京都港区海岸1-2-20
最寄り駅：浜松町駅3分、大門駅3分、竹芝駅4分
いずれも余裕を持って借りると高くなるので、人数に合った面積を借りよう。
会議室などは借りる必要が無いので、その分割安にはなるだろう。
ということで、彼（島耕作）のオフィスは皆さんの想像通りのオフィスだったでしょうか。
島耕作に成りきったら、案外良い物件見つけられたなって思いました。
次回は『ジョジョの奇妙な冒険－花京院、起業してオフィスを借りる』です。
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