オフィスが何だか居心地が悪い、生産性が悪いと感じたとき、オフィスの移転を検討する前に、社員が自分たちでできるオフィスリノベーションの方法があります。今回は社員だけで今すぐできる方法をお伝えします。
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オフィスにある家具やOA機器の配置を変えて目の前の景色を変えるだけでも、気分がリフレッシュされますし、動線が良くなって快適に効率よく仕事ができるようになります。ある一定の空間を用途や機能ごとに区分けし、家具などを配置することをゾーニングといいます。オフィスでは、社員同士が動きやすい位置に机を置いたり、集中して仕事ができるように他の社員の視線が入らない配置にしたりします。多くの社員が出入りするオフィスや、社員の入れ替わりが多いオフィスなどで行うと効果的です。
床や壁材を張り替えるのも、自分たちで簡単にできます。オフィスは一般的にオフホワイトの壁や床が多いですが、清潔感がある反面、無機質で落ちつかないという声もあります。目に入る色には心理的効果が認められており、たとえば青い壁紙の部屋では気持ちが落ちついて集中力を発揮できますし、緑の壁紙の部屋では物事を客観視できるので、相手の意見を聞きやすくなります。商談やミーティング、ワークスペースなど、複数の空間ごとに壁紙を変えているオフィスもあります。人気がある木目調やタイル調の壁も、壁紙なら安く早く作れます。生のり付き壁紙なら、フィルムを剥がせばすぐに貼れますし、張り直しもできます。
床は、タイルカーペットであれば簡単にはがせますが、プラスチック系のタイルは、専用の機械がないと剥がせませんので、確認しておきましょう。
オフィスの快適さを損なっている原因が、実は置かれているものの高さにある場合があります。たとえば、狭いオフィスの壁一面に背の高いファイル収納が置かれていて圧迫感を感じる、会議室を区切るパーティションの高さが高いので商談や会議をしていても落ちつかない、それぞれのブースの境界が高すぎて社員同士の気軽なコミュニケーションはかりにくいということがあります。また、パソコンを使う場合は、イスに座ってモニターを見たときにやや伏し目がちになるくらいの高さのほうが目が乾燥せず疲れにくいと言われています。
このようにオフィスにあるものの「高さ」に注目し、改善するだけでも、社員の気分や快適さ、作業効率が全く異なってきます。当たり前になってしまっている景色を「高さ」の点から見直してみましょう。
オフィスの雰囲気や居心地などに何か不満を感じたら、まずは自分たちでできる簡単なリノベーションを考えてみましょう。きっと、思ったよりも簡単に楽しくリノベーションできるはずです。
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