JR大阪駅周辺、梅田エリアの賃貸オフィスの賃料相場は、大阪の中で最も高額です。
2025年5月時点で、最も賃料単価の高い物件が43,000円/坪(共益費込み・税別)を記録しています。
大阪のオフィスビルには4万円の壁がありましたが、2024年に1棟が到達して以来、4万円の壁を突破する物件が複数棟出てきました。
本記事では、そんな梅田エリアの賃料相場事情についてご説明させて頂きます。
梅田エリアでオフィスを探す場合、どれぐらいの予算を組んでいれば、どういった物件が選択肢に入って来るのか、坪単価ごとの物件イメージについてご説明します。
なお、ここでの坪単価とは、共益費込みの賃料単価で、税別となります。
4万円越えは梅田エリアでも最高峰です。
JR大阪駅や梅田駅直結の、最新の大規模再開発物件がこれにあたります。
ここまでのご予算が組めれば、ご予算的には選びたい放題ですが、こういった物件も残り空室が希少になって来たため、いざ借りようと物件探しをスタートした時点で、希望の面積帯の物件が募集に出ていない可能性も高いのが現状です。
また、賃料に比例して内装工事費用などのイニシャルコストも高額になるため、コスト的にはかなりの覚悟が必要です。
とは言え、大阪で最高峰のビルへの入居は、それだけ魅力があります。
最新の開発物件には届かなくとも、JR大阪駅や梅田駅直結の、ランドマークタワー的な大規模高層オフィスビルが選択肢に入ってきます。
その中でも、物件によって3万台前半から後半まで幅が広く、また、同じ物件でも部屋によって(眺望や面積帯の希少性によって)賃料単価に幅があります。
ランドマークタワーとまでは言わないものの、駅直結やそれに準ずる好立地かつ、設備的にも十分に整ったオフィスビルが選択できます。
新築や築浅のハイスペックビルでも、駅から遠い物件であれば、この賃料帯での募集が主です。
他のオフィスエリアであれば、2万円を超えれば最高峰のビルが選択肢に入ってきますが、梅田では厳しいのが現実です。
駅直結やそれに準ずる好立地を希望した場合、オフィスビル自体の設備面や新しさには少し我慢が必要になって来ます。
もしくは、ビルスペックを優先する場合は、大阪駅から徒歩10分以上は歩く必要が出てきます。例えば堂島エリアや東梅田エリアなど、大通りを一つ越えた先などのAランクビルがこの賃料帯なります。
2万円未満となりますと、現状かなり厳しくなってきます。
駅直結やそれに準ずる好立地を優先した場合、多くが旧耐震基準の物件や、雑居ビルのような物件になって来ます。
もしくは、東梅田エリアの泉の広場を更に東に超えた先の物件や、西梅田エリアの国道一号線と四ツ橋筋を超えた、曽根崎新地2丁目や堂島エリアのミドルグレード以下の物件など、立地にある程度の妥協が入れば、それなりに落ち着いた雰囲気の物件が選択肢に入ってきます。
駅から遠く、旧耐震基準。基本的にそういった難あり物件が中心となります。
正直、1万円台前半で物件を探す場合は、どうしても梅田エリアでなければならない特別な事情が無い限り、他のエリアをご検討されることをオススメします。
梅田エリアのオフィスビルの多くが、ネットでの賃料が非公開となっています。
そのため、具体的なビル名を交えて賃料相場を語ることがこの場では出来ません。
お問合せ頂ければ、賃料が記載された物件資料のご提供が可能ですので、お気軽にお問合せ下さい。
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