WeWorkを筆頭に今すごい勢いでレンタルオフィスが新規出店されております。
これまでは外資系ブランドが中心でしたが、昨今では三井不動産や野村不動産など、日本の大手オーナーも自社ブランドを持ち、レンタルオフィス業に参入してきております。レンタルオフィスの加速度的な出店スピードに関しては、「そんなに増やして大丈夫か……?」と言う否定的な意見も数多く存在します。しかし、現場で感じることとしましては、レンタルオフィスに対するニーズが純粋に増えてきていると言うのも事実です。
しかし、なぜレンタルオフィスにそれだけのニーズがあるのか?
選ばれる理由は何か?
新規企業様や個人事業主様、
短期利用や数名の少人数オフィス等、
本来、レンタルオフィスがターゲットとするお客様層から支持をされる点は分かりますが、
大企業様による利用や100名以上でのご利用、
長期にわたってのご利用など、本来レンタルオフィスが対象外となるようなお客様層からも選ばれております。
今回はその理由の中から、
【会社の成長】と言う観点から見た主な3点+1点をご紹介させて頂きます。
1.働きやすい環境が生産性を上げ、採用強化にも力を発揮する
2.入居者同士を繋げる環境が集客及び新たな事業の創造に繋がる
3.拡張性に優れているため、会社の急成長に対応できる
+1.敷金の安さから外資系企業様に選ばれる
こんなオフィスで働いてみたいと、ラウンジを内見した瞬間にワクワクする空間が広がっております。
オフィスの内装と言うのはかなり難しく、それ専門のデザイン会社や内装会社が数多く存在します。
それらの会社は、実力の優劣も有れば個性もあるため、御社に合った業者を見つけるところから始めなければなりません。
また、オーダーした内装が、実際に使ってみると意外と使いにくかったり、社員の生産性を逆に下げてしまったりするケースもございます。
しかし、内装工事には莫大な費用も時間も掛かるため、そう簡単にやり直しが効かない点も難しいところです。
ところが、選ばれているレンタルオフィスは、数々の経験を元に内装が作られておりますので、見た目以上に使い勝手が良かったりもします。
また、そもそも出来上がったものを見てから選べるため、失敗も少ないです。
カフェ風のスペースだけでなく、様々な席やテーブルがあり、お好みで作業する場所を選べますし、電話やテレビ会議に役立つ個室の電話ブースなどもございます。
また、様々な飲み物の提供もあったり、カップの洗浄などもお任せで大丈夫なブランドもございます。
お茶出しや食器洗いなどに掛かる時間や手間も、意外と事務スタッフの生産性を下げてしまう要因のため、そのあたりも生産性向上に繋がります。
受付もありますので、飛込営業もほぼ来ませんし、来客対応もスムーズです。
まさに【本業に集中しやすい環境】が整えられていると言えます。
大手のブランドともなりますと、日本国内だけでも何十ヶ所とセンターを持ち、入居者数も万を超えます。
ベンチャー企業や新しいことに挑戦しようという企業様が多く入居しておりますので、ビジネスマッチングやコラボレーションも多く生まれます。
コワーキングスペースを利用した自主イベントなどが出来るブランドも増えてきておりますので、そこからビジネスマッチングが生れることもあり得ます。
ブランドによっては、入居者専用のSNSアプリなども提供し、より積極的に入居者同士のコミニケーションをサポートしてくれます。
ハイスピードが求められる昨今において、通常のオフィスと言うのはどうしても時間が掛かります。
弊社クイックコンサルティングは、オフィス仲介の中で最速を目指して動いてはおりますが、オフィス移転にはどうにもならない時間が存在します。
【避けられない時間】
1.物件を探す時間
2.申込から契約締結するまでの時間(貸主審査、契約書確認、重要事項説明、契約書製本、契約書調印……)
2.物件の内装を設計する時間(従業員の意見集め、業者との打ち合わせ、コンペ……)
3.設計した内装を実際に施工に取り掛かるまでの時間(消防チェック、B工事業者チェック、部材発注……)
4.内装工事期間(契約開始が必須のため賃料発生)
成熟した企業様で、人数の増減もそれほどなく、移転はそれこそ5年~10年に一度有るか無いか、と言う企業様であれば、例えば半年かけてご移転をされたとしても良いかも知れませんが、急成長中の企業様にとっての半年の遅れは致命的です。
すぐに借りられてすぐに稼働できる、と言う点が何よりも魅力的であり、広げたいと思った際に、別のお部屋を借り増しすればすぐに拡張できると言う点も心強いでしょう。
ブランドによっては拠点展開しているため、東京からスタートして、大阪で、名古屋で、福岡でと、全国展開をスピーディに実現することも可能です。
以上が、成長中の企業様がレンタルオフィスを選択する主な理由です。
必ずしもベンチャー企業様だけでなく、大手企業様からも人員増が見込まれる新規事業でのご利用や、プロジェクト単位でのご利用も目立ちます。
また、地方に本社を持つ企業様の採用拠点としての利用も増えてきております。
日本の敷金は世界的に見て非常に高額な点が特徴です。面積帯にもよりますが、賃料の10ヵ月~12ヵ月分が一般的です。
これは外資系企業からすると非常に決裁ハードルを上げてしまう要因で、本国承認を得るのに苦労するとのことです。
空室が多かった時代は、与信の高い外資系企業であれば、敷金をそれこそ世界相場の1,2ヵ月に下げる交渉も通りましたが、空室不足貸手市場の昨今においてはそうもいきません。
よって、敷金が2ヵ月前後のレンタルオフィスに外資系企業が集まってきております。
レンタルオフィスは弊社には合わない。
と言われていた企業様も、よくよくお話をお伺いするとマッチするケースもございます。
理由は、レンタルオフィス自体がバリエーションが増えてきていることと、日々進化している点にあります。
弊社では通常の賃貸オフィスに加えて、今後さらにバリエーションが増えてくるであろうレンタルオフィスの情報収集も積極的に行っております。
ご興味を持っていただけましたらお気軽にお問い合わせください。
以上