どちらがお得なの？広域型と地域密着型の不動産屋さん

閲覧数：1,768 更新 2016年8月16日更新

オフィス探しをするとき、まずはネットで情報を集めることになるでしょう。でも、最終的には実際に現地に足を運んで周辺環境などをチェックする必要があります。専門職経営の場合はとりわけどんな不動産屋さんの門を叩くかによって、満足のゆく結果が得られるかどうかが左右されるものです。資金力やブランド力のある広域型の不動産屋さんが良いのか、それとも地元密着型なのか。それぞれのメリットとデメリットをご説明します。

広域型と地域密着型の不動産とは？

オフィス探しをするうえで不可欠なのが、不動産屋さんからの協力です。不動産屋さんといってもいろいろなタイプがあり、どこを利用すると得策なのか迷うものです。不動産屋さんは、地域密着型と、広域型に大別されます。広域型の不動産屋さんは、デベロッパーが母体になっていたり、フランチャイズ形式をとっていたりと広い地域に支店を展開する業者です。一方の地域密着型不動産屋さんは、古くから地域に根付いている個人経営の不動産屋さんです。インターネットでサイトを閲覧しても、一見しただけでは広域型なのか地域密着型なのかすぐには判断がつかない場合もありますのでよく留意しましょう。

地域密着型のメリット：掘り出し物の物件に出逢える

地域密着型の場合、融通を利かせてもらえるという利点があります。古くから地域に根付いているわけですから、当然、地元の地主さんたちとの付き合いもあり信頼関係が成り立っています。すると、専門職経営のうえで必要となってくる部分にも細やかな対応をしてもらえるという可能性があります。こちらの要望に対して機械的に物件を探すだけでなく、掘り出し物の物件を見つけてくれるなどの柔軟な対応をしてくれるというケースもあります。オフィスを借りたいエリアが明確な場合は、地域密着型の不動産屋さんを利用するメリットのほうが大きそうですね。

地域密着型のデメリット：物件数が限られる

もし、比較的広範囲な地域を対象に物件探しをしていて、参考までにたくさんの物件情報を把握してから物件選びをしたいという場合、地域密着型の不動産屋さんでは物足りなさを感じるかもしれません。地域限定なので、紹介してもらえる物件数はどうしても限られてきてしまうからです。また、地域密着型の不動産屋さんは地主さんから直接委託された物件を得意としていますから、物件の種類が偏っているという面も否めません。そのため、できるかぎり多くの物件に網羅的にあたり、いろんなケースを想定しながら物件選びをしたいという場合には地域密着型の不動産屋さんは不向きといえるでしょう。

広域型のメリットとデメリット

広域型の不動産屋さんの場合、紹介してくれる物件数が比較的多いという点がメリットといえます。全国各地に支店を有しており、各支店で現状の空き物件についても把握できているので、条件を絞りながら広範囲に物件探ししたいというときにはとても便利です。もし、オフィス所在地が特定のエリアに決定しているわけではなく、可能性を広く模索したいというときには、広域型の不動産屋さんのほうが適しています。また、広域型不動産屋さんはビジネスライクに淡白に話を進めるため、契約をまとめることを優先して、大家さんとの価格交渉をして貰える可能性が高いです。ただし、契約成立へ向けての少々強引な営業が目立つことや、物件についての情報にそれほど詳しくないというデメリットがあります。担当者が新人であればなおさら、物件情報や物件周辺環境への知識が薄いので注意しましょう。