東京は、日本国内のみならず世界的なビジネス拠点のひとつです。
圧倒的な数のオフィスビルが立ち並んでおりますが、エリアによりビル規模や賃料相場が大きく違いますので、各エリアの特色を理解したうえで物件を選ぶことが成功の鍵となります。
ここでは、東京でオフィスを探す際に特に注目されるべき主要エリア10選を紹介します。
渋谷は、スタートアップやIT企業が集まるクリエイティブなエリアです。
特に若い世代に人気があり、革新的なビジネスや新しいサービスの発展地として注目を集めています。
近年では再開発が進み、最新のビルやコワーキングスペースが充実しており、賃貸オフィスの選択肢も多岐にわたります。
独創的なビジネスを展開したい企業にとって、理想的な拠点となるでしょう。
賃料相場は坪単価30,000円~40,000円程です。
歴史と現代が融合する日本橋は、伝統的な企業や老舗が多いエリアでありながら、近年は再開発が進んでおり、新進企業にも注目されるビジネスエリアです。
交通アクセスが非常に良く、都営浅草線を利用することで羽田・成田空港へも一本でアクセスが可能です。
また近くの東京駅を利用することで新幹線の利用が可能となります。
歴史的な建物のリノベーションオフィスも多く、伝統と現代のデザインが融合したオフィスが魅力です。
賃料相場は坪単価40,000円前後程で、近隣の丸の内・大手町エリアと比べるとリーズナブルです。
新宿は、大規模なオフィスビルが立ち並び、東京都内の交通のハブとしても知られています。
新宿駅は世界一の乗降客数を誇り、都心・郊外関係なく様々なエリアから通いやすいエリアで非常に便利です。
高層ビルの立ち並ぶ西新宿エリア。
歌舞伎町や大きな百貨店が立ち並ぶ新宿東口エリア。
閑静な空気を感じることのできる新宿御苑エリア等、新宿内でも大きく雰囲気・賃料相場が変わってきます。
西新宿側ですと、賃料相場は坪単価30,000円程~35,000円程で、東口側ですと30,000円前後程となります。
霞が関・虎ノ門エリアは政府機関が集中しており、法律事務所や大手企業の本社が多く集まるエリアです。
官庁街に近いことから、公共事業や政策関連のビジネスを行う企業にとっては絶好のロケーションです。
近隣の虎ノ門は、最近再開発が進み、虎ノ門ヒルズをはじめ国際的なビジネス展開を視野に入れたオフィスが増加しています。
地下鉄での移動がメインでありながらも、高級感と先進的な雰囲気が融合したこのエリアは、未来志向の企業にとって魅力的なエリアです。
賃料相場は近隣の浜松町エリアと比べると高く、坪単価30,000円後半ほどになります。
品川は、新幹線の発着駅があり、地方や海外へのアクセスに便利なエリアです。
大手企業のオフィスビルやビジネスパークが集まっており、広々としたオフィススペースを提供しています。
特に港南口は高層オフィスエリアとして完成しており、数多くの有名企業が集結しております。
また、高輪口エリアは都内でも有数の再開発エリアで、大きく街が変わることでも有名です。
リニアが開通すればより一層東京の中心となりえるエリアです。
空港へのアクセス、新幹線へのアクセスという点では東京と同様、利便性の高いエリアといえるでしょう。
賃料相場は坪単価30,000円前後程です。
表参道・青山は、ファッションやデザイン業界に特に人気のあるエリアで、トレンドの最前線に位置しています。
おしゃれな街並みとハイエンドなビジネス環境が魅力で、クリエイティブ業界の企業が多く集まっています。
青山の賃貸オフィスは、スタイリッシュで洗練されたデザインが多く、ブランドイメージを大切にする企業に最適です。
賃料相場は坪単価30,000円半ば程です。
上記記述した通り、多種多様なオフィスエリアがあるのが東京の特徴です。
アクセスの良さ、コストパフォーマンス、ビルグレード、周辺環境など、選定基準を明確にし、何を優先していくかにより、エリアが決まってきます。
一つのエリアに絞らず類似エリアからも選定することで、より最適な物件を選定することができます。
東京でオフィスを構えることは、国内外のビジネスネットワークを広げるための重要なステップです。