スタジオの多い街、町田エリアの秘密を探る

閲覧数：2,312 更新 2016年7月6日更新

町田は他のエリアに比べると音楽スタジオが多いことをご存知でしょうか？音楽スタジオが多い理由は町田市の街の特長にあります。今回はデータを挙げながら、その理由をご紹介し、スタジオが繁盛する街の条件をご紹介して行きたいと思います。

町田市はこんなにスタジオが多い！

町田市との比較対象として、同じ東京都の府中市を挙げてみます。府中市は人口が町田市の42万7000人（2016年6月現在）に対し、25万8000人（2016年6月現在）です。府中市の人口は町田市の約6割ですが府中駅から新宿駅まで1時間程度で通勤できる駅です。音楽スタジオ検索サイト「さがスタ」（http://studio-navi.jp/）によると、府中市のターミナル駅である府中駅の近くに音楽スタジオは1つしかありません。対して、町田市のターミナル駅町田駅の近くには音楽スタジオが8つもあるのです。なぜ町田にはこれだけスタジオが多いのでしょうか。

学校が多く、顧客になる若い人で賑わう

町田市には大学が玉川大学、和光大学など合わせて8校、短期大学1校、専門学校7校、高等専門学校1校、高等学校が都立7校、私立6校で合計13校あります。これだけ多くの学校が集まっている地域もなかなか少ないです。また、隣接していて町田市と交流の深い神奈川県相模原市も学校が多く、大学が相模女子大学など7校、短期大学2校、高校・中等教育学校が20校あります。町田市・相模原市だけで相当数の学校があるのがわかるでしょう。大抵の高校や大学には音楽サークルやクラブがありますし、友人同士でバンドを組む人も多いです。他にも、町田市には大きな公団住宅がいくつもあったりと住宅地も多いです。町田に通う人だけでなく、町田に住む若い人も多くいるでしょう。

ターミナル駅である町田駅は乗降客数が多い

町田駅には小田急線とJR横浜線が通っています。2路線は他の都内の大型駅に比べると少ないと感じるかもしれません。両路線の一日平均乗車人数を見ていくと、2014年度は小田急線が144,375人、JR横浜線が110,223人で、合計すると、254,580人になります。実は町田駅の1日平均乗車人数の2路線合計数は多摩地区でも一番多いのです。多くの乗客が町田駅を通ったり、乗り降りしたりしているので、スタジオのお客様候補としてターゲットに入る人数も自然と増えます。

賃料が安いので、費用を低めに抑えられる

賃料を抑えるにはエリア選びが重要なことは言うまでもありません。町田市は東京都とはいえ23区外であり、町田市のスタジオ賃料相場は坪単価換算で、1.0万円/坪～3.5万円/坪です。スタジオを運営するにあたって、賃料を少し低めに抑えられるのもメリットの一つでしょう。賃料は毎月掛かって来るランニングコストになるとともに、敷金・礼金・仲介料の基準になる金額です。長くスタジオ経営を続けていくためにはランニングコストを抑えることも大切です。費用面からも町田エリアはおすすめしたいです。新規オープンだけでなく、他のエリアからの移転についても是非オススメしたいです。