オフィスにとってセキュリティは軽視することができない極めて重要なトピックです。なかでも防犯カメラは手軽でランニングコストも安く済むにもかからず、大きな効果を発揮する頼もしい存在。設置を検討されているフリーランスの方も多いと思います。防犯カメラの導入によってセキュリティを強化し、ぜひ健全な経営にお役立ててください。
「自分が経営する会社に限って犯罪に遭うことはない」と、小規模の事業主様であるほどそのように考えるのではないでしょうか。でも、実際に犯罪に遭うかどうかは別として、防犯カメラには犯罪を抑制する力があります。犯行を企てる側からすると、犯罪行為が記録されることは絶対に回避したいことですので、カメラの設置は防犯対策としては最善ともいえるのです。街頭犯罪対策や、公共空間における犯罪被害の防止のために防犯カメラが選択されるのにはそういった理由があります。また、防犯カメラをオフィスにも設置するということは、犯罪を未然に防ぐという目的を果たすと同時に、来客時に事業主の意識の高さをアピールすることもできます。
オフィスにおける防犯カメラの存在意義は、たんなる防犯の意味合いだけではありません。例えば、社内においてなにかしらのトラブルが起きた際、問題解決に向けての原因究明にも有用です。もちろん、外部からの侵入者による犯罪を追究する際にはなによりも頼りになる存在です。防犯カメラでは時間軸に沿って記録をチェックできますので、なによりも決定的な証拠となります。そうした防犯カメラの性質は、社内におけるさまざまなアクシデントを解決に導く際にも役立ちます。
防犯カメラのオフィスにおける大きな役割として、社内の不正を防止するということが挙げられます。オフィス内では、商品の紛失や、いたずら行為、そして情報漏えいの犯罪など、さまざまなトラブルが生じえます。オフィスに防犯カメラがあることで、社内の雰囲気が引き締まり、トラブルや犯罪を未然に防止できる可能性が高くなります。
オフィスへの来客を確認したいとき、防犯カメラが活躍してくれます。オフィスは、一般的に不特定多数の人が出入りするものです。また、顔を知っている者どうしばかりではなく、初対面の来客という場合も多いでしょう。そこで、防犯カメラを設置しておけば、来客の確認ができたり、不審者の侵入を回避したり、いろいろな面で安心して対応することができます。また、来客時に社員がどのように応対しているかをチェックするためにも使えます。
防犯カメラを設置するとなれば、今度はどこに設置するのが最適なのかという問題が生じてきます。来客時や侵入者の確認のためならば玄関に、情報漏えい対策ならばPCを監視できる位置に、そして重要書類の盗難防止のためならば倉庫に。この3箇所が一番ポピュラーな防犯カメラ設置場所となります。防犯カメラは、あまりにも目立たないところではなく、程よく目に見えるところに設置することが求められます。隠し撮りのような意味合いになってしまっては、社員の不信感を買うことになりかねませんので注意しましょう。
安全な経営や健全なオフィスの運営にとって欠かせない、防犯カメラについてご紹介してきましたが、いかがでしたか。防犯カメラは、極めて有用なツールですが、あくまで犯罪を未然に防ぐことが主要な目的です。従業員を監視するためにプライベートな空間に設置することは避けるべきです。とくに個人事業の場合、防犯カメラの有無や設置場所などは事業主の判断に委ねられる部分が大きいので、マナーを守って快適な職場環境作りに努めたいものです。
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