オフィスでどうしても必要になってくるのが、社員全員が情報をパっと一目で共有できる、掲示板という存在です。周知事項の報告や、変更事項の告知、そしてざっくりとしたスケジュールなどを瞬時に確認できるというメリットがあります。でも、オフィスによっては壁に穴をあけられない場合も多いですよね。そんなときにも掲示板をうまく利用できる方法をいくつかご紹介します。
オフィスで使う掲示板というと、ピンで貼り紙を留めるタイプのものや、ホワイトボードでマグネットタイプのものがすぐに思い浮かぶでしょう。ピンで留めるタイプのものは、用途がかなり限定的なので最近はあまり見られなくなりましたが、ホワイトボードのほうはボードへ手書きで必要事項を書き込むこともできるので今も重宝されています。また、近頃人気があるのが軽量で設置が容易なコルクボードタイプです。さらに、ピンもテープも不要な、貼ってはがせるタイプの「ピンレスボード」も、安全性が高いために注目を浴びています。ただし、これらはすべて、ボードを壁に設置する前提のものです。壁に穴を開けられない賃貸オフィスでは使用が困難といわざるを得ません。穴開けをせずに、掲示板を用いる方法にはどんなものが挙げられるでしょうか。
掲示板代わりにスリットスクリーンを使えば、壁に穴を開けなくてもすみます。スリットスクリーンは、オフィス内の間仕切りにもなりますので、オフィスレイアウトの面でも有用です。シンプルなデザインのものが豊富で、オフィスの雰囲気を損なうことなく、自由にオシャレに用いることが可能です。スリットスクリーンは、使い方次第で空間を仕切るという機能面だけではなく、場に華やぎをもたらす効果もあります。掲示板として使う一方で、植物などを飾ったりしてオフィスの雰囲気を明るくすることもできますね。
メモや連絡事項を、手軽に掲示したいというとき、「ひっつき虫」が便利です。貼ったり剥がしたりが自在にできる、ソフトな固形粘着剤なので穴があけられない壁に貼り付けるのには最適。オフィス内では、ポスターの貼り付けや、メモの仮止めなどによく使われます。ただし、ピン留めしたときなどに比べると、粘着力には脆弱性がありますので、長期に渡って貼り出しておきたい事柄や、重要度の高い連絡事項を掲示するには不向きともいえます。
重量のある絵画やパネルなどを壁に貼り出す必要があるときなどには、ピクチャーレールを使うと便利です。なにより、レールから吊り下げられるシンプルさがオシャレ。オフィススペースの雰囲気を損なわず、すんなりと調和してくれるデザインが人気です。荷重が5kg程度でよければ、自分でも格安の料金で取り付けられます。ピクチャーレールを使わなくても、写真やメモを掲示するだけであればカーテンレールでも代用可能です。一般的なカーテンレールならば、1,000円ぐらいで購入可能です。ただし、この場合は壁に穴を開けないにしても、天井に穴開けすることになりますので注意が必要です。
さて、賃貸オフィス利用のベンチャー企業経営者さんにとっては、壁はもとより天井にだって穴はいっさい開けられないという場合が多いでしょう。そんなときに使えるアイテムが、「ディアウォール」です。簡単に設置することができるので賃貸住宅でもよく用いられています。ディアウォールは簡単にいえば、壁を新たに作ることができるツーバイフォー材。柱のような木材を2本以上使ってそこに板を渡します。それによってまるで壁に作り付けの棚ができたかのような状態になり、雑貨をディスプレイしたり、写真を立てたり、そしてもちろん掲示したい連絡事項などを留めたコルクボードを置いたりすることも可能。穴を開けられない賃貸物件の救世主ともいえる存在です。
いろいろなオフィス用掲示板をみてきました。賃貸でオフィスを構える場合は、たくさんの制約がつきものです。原状回復工事のことを思えば、壁や天井に穴開けができないケースがほとんどでしょう。それでも、社内で連絡事項を共有するには、掲示板があるとやっぱり便利で間違いやトラブル回避に役立ってくれます。賃貸だからとあきらめず、ここで紹介してきたさまざまなグッズを利用して、オフィスレイアウトに掲示板を含めてみましょう。伝達がスムーズになるはずです。また、壁をうまく利用して絵画やオシャレなポスターを貼り付ければ、オフィス内の雰囲気も明るく華やぎ快適になりますよ!
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