理想のオフィスを手に入れたいと思っても、そう簡単に自分の思うような物件と出逢えるわけではありません。特に、専門職経営の場合はなおさらです。そこで、手頃に思い通りのオフィスを実現させるため、リノベーションを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。希望の内装やレイアウトが叶い、快適なオフィスを実現することができますよ。
「リノベーション(renovation)」とは、既にある建物に大がかりな工事を行うこと。似た言葉として「リフォーム(reform)」がありますが、「リフォーム」が損壊や老朽化したものを新築の状態にすることを指すのに対し、「リノベーション」は新築時の状態に戻すのではなく、刷新・改善によって付加価値を高めることを言います。造られてから年月が経ったことで使いづらくなった住環境をモダナイズし、レイアウトや内外装などにまで変更を加えることが含まれます。
賃貸オフィスで内装工事を行うには、まずはオーナーの許可が必要です。古い物件をリノベーションによって魅力的な空間に刷新したいと入居者が望むのと同じように、オーナーもまた自らが所有する物件の資産価値を高めたいと考えているものです。掛け合ってみない手はありません。オーナーの許可が取れたなら、リノベーションを依頼する業者を選定します。相談、現地調査を経てデザインの提案に合意があれば施工に移ります。近年ではコストがかからず、よりダイレクトに好みを反映させることができるDIYによるリノベーション例も増えてきているようです。
オフィスのレイアウトを決める上で重要となるのは以下の3点です。
・ゾーニング
・動線の計画
・オフィスの基準寸法
ゾーニングとは、オフィス内の空間がそれぞれ最大限に機能を発揮できるよう配置を計画すること。各部屋の必要面積を考えながら、理想とするコミュニケーション像を考慮して決めていきます。動線の計画では、空間内の効率的な移動、使いやすい家具・機器の配置を検討します。オフィスの基準寸法とは、廊下の幅やデスクの間隔などを決めていく作業です。以上のことがうまく設計されてこそ、生産効率が高く快適なオフィスが作られるのです。
内装やレイアウトが決まったら、次は家具選びです。まずは最も長い時間触れることになる椅子ですが、これはネットで買ってしまわず、やはり実際に座って確かめるのがおすすめ。事務デスクは、オフィス面積に応じて、平デスク、片袖デスク、両袖デスクからチョイスするとよいでしょう。書庫については、リーズナブルなオープンタイプのほか、狭いスペースに有効な引き違いドア付き、扉を開けると中身が一目瞭然な両開きなどさまざま。状況に応じて選ぶとよいでしょう。また、コストを抑えたいなら、中古市場を当たるのもおすすめです。時期によっては、高価なオフィス家具が半額程度で入手できる場合もあるようです。
リーズナブルに理想のオフィスを実現する、リノベーションについてご紹介してきました。専門職経営にとって、職種によっては一般的なオフィスはそのままでは使いづらい場合が多く、ある程度のカスタマイズはどうしても必要になるはずです。それならいっそのこと、リノベーションによって、より快適で生産効率の高いオフィスづくりを目指してみるのもよいかもしれません。驚くほど低予算で見違えるようなリノベーションに成功した例は、枚挙にいとまがありません。コストがかからないというだけでなく、自分たちらしい労働環境を作るため、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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