快適なオフィスは、社員のやる気の元。空気清浄機を整えたり、バリスタカフェを備えたりなど、社員のモチベーションをあげるオフィスづくりを心がけている企業も多いのではないでしょうか。
このページでは、オフィスの重要な設備のひとつである「トイレ」にスポットをあててみました。社員がオフィストイレに求めている事とは?企業経営者の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
オフィストイレでまず重視されやすいポイントは、「清潔感」。ドアノブ・床・便器といった、靴や肌で触れなければならない場所が清潔であることが求められます。トイレ特有の匂いや湿気がないことや、入室した瞬間に心地よいと感じる空調をキープすることも大切です。
また、スタッフの人数に応じた個室数が設けられているか否かも大切なポイントといえます。厚生労働省が事務所の衛生基準について定めた「事務所衛生基準規則」第十七条には、事業者が守るべき「労働者用の便所のルール」が記載されています。
第十七条 事業者は、次に定めるところにより便所を設けなければならない。
一 男性用と女性用に区別すること。
二 男性用大便所の便房の数は、同時に就業する男性労働者六十人以内ごとに一個以上とすること。
三 男性用小便所の箇所数は、同時に就業する男性労働者三十人以内ごとに一個以上とすること。
四 女性用便所の便房の数は、同時に就業する女性労働者二十人以内ごとに一個以上とすること。
五 便池は、汚物が土中に浸透しない構造とすること。
六 流出する清浄な水を十分に供給する手洗い設備を設けること。
2 事業者は、便所を清潔に保ち、汚物を適当に処理しなければならない。
「いつも混んでて個室が使えない」というトラブルにならないよう、トイレの個室数は余裕をもたせておくとよいでしょう。
会社は、年齢層や境遇の異なる、さまざまなスタッフが在籍する組織です。どんな人でも使いやすいように、ユニバーサルデザインのオフィストイレを設けることもポイントといえます。ユニバーサルデザインに沿った試みとしては、個室に手すりをつけたり、車いすでも利用できる多機能トイレを設置したりなどの配慮があげられます。
オフィストイレは、社員、特に内勤のスタッフであれば1日に1度は使用する場所です。毎日使うエリアだからこそ、社員全員が使いやすい空間づくりを心がけてみましょう。
アメニティとは、環境の快適さのこと。快適なオフィストイレにするためには、設備の清潔感はもちろんのこと、他の社員と同時にトイレに入ってもプライバシーが守られるような配慮も必要といえます。
たとえば男性用トイレであれば、小便器の間の仕切りや、営業前にさっと身だしなみを直せるグルーミングコーナーを。女性用トイレであれば、大便器ブースの擬音装置や、サニタリー用品を収納できる小物ロッカーなどの備えがあると好印象です。
ただし小物ロッカーについては、特定のグループが独占したり、後から入社してきた社員が使わせてもらえない等のトラブルが起こることも。定期的に女性社員に使用状況をチェックしてもらうことも大切です。
また、オフィストイレにレストルームのような機能を備えることで、より快適な空間にすることもできます。
○オフィストイレに歯磨きコーナーを設ける
昼食後のオフィストイレでは、歯磨きのために洗面台を使う社員の姿も珍しくないはず。洗面台とは別に歯磨きコーナーを設けることで、オフィストイレの混雑を緩和することが可能です。吐水口が上向きになっている水栓を備えれば、手を濡らさずに口をゆすぐこともできますよ。
○スタンディング式のパウダーコーナー
スタンディング式のパウダーコーナーがあれば、鏡に顔を近づけてメイクを直すことができます。洗面台の混雑の緩和にもなり、一石二鳥です。
社員がオフィストイレに求めるポイントについてご紹介しました。
ハンカチがいらなくなるハンドドライヤーや、便座がヒヤリとしなくなる暖房便座、おしりの清潔を保つシャワートイレ、全身の身だしなみを確認できる姿見。
オフィストイレにあると嬉しい設備は、他にもたくさんあります。
社員にアンケートをとるなどして、本当に必要な設備を洗い出してみるといいかもしれませんね。
社員の要望を踏まえつつ、毎日通いたくなるようなオフィスづくりを目指してみてはいかがでしょうか。
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