社員にとって「オフィス」とは、ただ仕事をするだけの場所ではありません。自宅から毎日のように足を運び、1日のスタートをきる「仕事に備える場所」でもあります。このページでは、社員の仕事のオンオフに欠かせないツール「ロッカー」の種類や選び方についてご紹介しましょう。ロッカーを購入する際の注意点についてもあわせて記載しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
オフィスに設置するロッカーは、主に4つの種類に分けられます。
・更衣用ロッカー
社員の更衣のために使用されるロッカーです。コートや鞄、制服類といった、日常的に使う物のほかに、置き傘や弔事用のネクタイを入れる場所としても用いられます。
・シューズロッカー
社員の外履き・内履きの靴を収納するロッカーです。土足厳禁の事務所や、帯電防止の靴の着用が求められる職場に設置されます。
・小物ロッカー
バッグや財布など、貴重品類を入れるロッカーです。
・掃除用具ロッカー
モップや箒、雑巾類を収納するロッカーです。モップハンガーやラックで代用することもあります。
オフィスのロッカーを選ぶ時は、「社員1人あたりに充てられるロッカーの床面積」をまず考えることが大切です。
オフィスの床面積は限られています。まずは「ロッカーに充てられる床面積」と「ロッカーの使用人数」を書き出し、1人あたりのロッカーの容量を調べてみましょう。1人用の更衣用ロッカーの横幅は300~450mmが一般的です。よって、1人あたりに充てられる床面積が300~450mm以下であれば、二段式以上のロッカーを選ぶことが合理的となります。
ただし、二段式以上のロッカーはコート類の収納には不向きです。社員がロッカーに何を入れやすいのかを考えながら、サイズを選ぶとよいでしょう。
ロッカーをオフィスに搬入するには、主に「配送料」と「設置料」がかかります。尚、ロッカーの購入数や販売元の料金体制によっては、両方とも無料になるケースもあります。
・配送料
ロッカーの配送にかかる料金です。販売元から配送先までの距離によって料金が変動するケースが多く、一部離島(北海道や沖縄など)は割高になることがあります。
・設置料
購入したオフィスロッカーの設置については、販売元が行ってくれるケースと、購入者が各自で行うケースがあります。中には「階段上げや設置は別料金」となっている販売元もあるので、購入時に確認しておくことが大切です。
ロッカーを購入する際に特に注意したいのが、商品の「搬入経路」です。
オフィス用のロッカーの外寸は(物にもよりますが)幅900mm、高さ約1800mm、奥行き515mmが一般的です。中にはさらに横幅が広い商品も存在します。ロッカーを購入した後に「オフィスに入らない!」とならないためにも、商品の最大梱包サイズを調べたうえで、搬入経路の確認をしておきましょう。
特に見落としがちなポイントは、搬入ルートにある「曲がり角」です。階段を曲がる場合は踊り場の広さや奥行き、廊下を曲がる場合は通路幅や高さが十分にあることが前提となります。搬入に不安がある場合は、事前に購入先に相談するなどの対策をとることをおすすめします。
オフィスロッカーの種類や、購入時の注意点についてご紹介しました。
オフィスロッカーは業務に必要な物を収める場所ですが、「他の社員には見られたくない物・盗られたくない物」を収納する場所でもあります。たとえば、生理用品や化粧道具、夜勤用のカップラーメンや印鑑など。ロッカーは社員のプライバシーを守る要です。
業務に必要な用具の容量を踏まえつつ、社員の意見も取り入れたロッカー選びをしてみてはいかがでしょうか。
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