一歩外に出ると、さまざまな看板が目に飛び込んできます。店舗や事務所など、あらゆる業種において看板はとても大切です。中でも袖看板と呼ばれる壁から突き出しているものは、高所に設置するため、離れた所からも視認されやすく広告効果も高いものです。袖看板のメリットや種類を知り、ご自分の店舗・事務所に合った袖看板を設置しましょう。
袖看板とは、ポールや建物の壁に取り付ける看板のことで、その形状から袖看板(縦長の形状のもの)、または突き出し看板(横長の形状のもの)と呼ばれています。主に店舗の所在を知らせる目的で設置されます。壁面に設置される看板は、歩行者の視線では距離が離れるとよく見えませんが、壁面と直角に設置される袖看板は、歩行者からの視認性が良くなります。また、支柱に建てる看板はポール看板として区別される場合もあります。ポール看板は国道やバイパスなどに多く設置されています。袖看板は認知度を高め、集客や売り上げに繋がる重要なものですので、より効果的なものを選ぶようにしましょう。
袖看板は、アクリル製のもの、FFシート製(FFシート「フレキシブルフェイス」は電飾用塩ビシートのこと)、スチール鋳物鋳造製、スパンドレル材をベースにステンレスの箱文字にしたもの、LED内照式のもの、点滅サイン袖看板、丸形の袖看板など、素材や形状も豊富です。既製品にもさまざまなサイズがあり、代表的なサイズは、W900mm×H600mm、W450mm×1500mm、W450mm×H1800mm、W600mm×H1500mm、W600mm×H1800mm、W600mm×H2700mm、W600mm×H3600mm、W820mm×H3600mmなどですが、好みのサイズを特注することもできます。
袖看板のデザインは、視認性が高く、記憶に残りやすいもの、また店舗や企業イメージを向上させるものなどを考慮する必要があります。やはり、サイズが大きい袖看板は広告効果が高くなります。サイズの小さなものや丸形のものは、デザイン性に優れ、ブランドイメージを追及したデザインが可能です。人間の記憶に残りやすいものは、立体的なもの、具象的なもの、わかりやすい言葉が入ったものなどですが、実際にデザインされた袖看板がどのように視認されるのか、周囲の環境にどのように溶け込むのかは、事前に確認することが可能です。看板屋さんに「あてこみ画像(サインプラン)」を作成してもらえば、実際の風景にどのように自社の看板が溶け込んでいるか、視認されるのかがわかります。
袖看板は風圧などの影響を受けやすいので、設置には注意が必要です。地震の揺れによる看板の落下を防ぐ振止棒が付いたものや、万が一破損した場合に、破片でけがをしないように配慮されたものもあります。歩道からの出幅は1m以内、高さは4m以下、歩道から袖看板の下場までの高さは2.5m以上と決められています。その範囲外のものは許可申請が必要になります。また、袖看板の素材・形態によっては消防法に基づく安全審査を受ける必要があるので注意しましょう。
看板は私たちの消費活動に必要な情報源であり、街を活性化させる役割を担っています。しかし、無秩序な掲示や刺激的な言葉・色彩・形状などは近隣住民に迷惑になります。そのようなことがないために「屋外広告物法」があり、看板掲示に対しての規制を行っています。各都道府県は、これに基づき独自の条例を制定して管理しています。袖看板設置の際は、このようなことを念頭に、環境や近隣住民に配慮し、美観を損ねないものを選ぶようにしたいですね。
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