オフィス空間を快適な環境に整えるためには、オフィス全体のなかでも大きな割合を占める床材選びが重要なポイントですよね。無機質で味気ないクッションフロアにカーペットを敷きつめることで、落ち着いた雰囲気のオフィスを演出することができます。そこで今回は、オフィスのインテリアに欠かせないカーペットの選び方についてご紹介します。
オフィスのカーペット選びのポイントは、優れた耐久性と機能性があげられます。靴で歩行することが前提となるオフィスでは、汚れがつきにくい素材を選ぶことはもちろんのこと、室内での移動がスムーズに行えることも重要ですね。オフィスに最適とされる耐久性に優れたカーペットの目安としては、コストパフォーマンスが高いとされる「中歩行マーク」のついた製品がおすすめですよ。
さらには、オフィスのカーペットは、さまざまなOA機器に悪影響を及ぼす静電気の発生も防ぐ必要があります。静電気の発生を抑えた機能を持つ「制電マーク」のついたカーペットを選ぶとよいでしょう。制電マークとは、静電気の発生を防ぐ加工を施している製品に付与される認定マークです。カーペットを選ぶ際には「中歩行マーク」とあわせて是非チェックしてみてください。
オフィスのカーペットとして最も需要が高いのは、タイルカーペットです。タイルカーペットとは、パネル状にカットされたカーペットのことで、長方形や四角形などサイズやデザインが豊富に用意されています。オフィスの広さに合わせて自在にカットすることができる上、専用の接着剤で簡単に張ることが可能です。汚れた部分だけを張り替えられるメリットも魅力のひとつですね。
他にも、オフィス全体に敷き詰めるタイプのカーペットも人気を集めています。素材によっては多少コストがかかりますが、部屋全体の統一感が高まる効果が期待できます。たとえば、来客用の部屋は、高級感のある敷き詰めるタイプのカーペットを選び、事務スペースは機能性を重視したタイルカーペットを選んでみてはいかがでしょう。
カーペットは、目的に合わせてさまざまな種類があります。なかでも、ウールなどの自然繊維は、優れた吸湿性と保温性、繊維の回復力の高さが最大の特徴です。さらには、空気中の有害物質を吸着する特性をもち、リラックスできる癒しの空間を作ってくれる効果が期待されています。
一方で、化学繊維のカーペットにもさまざまな機能をもった製品が数多くあります。化学繊維の素材としてあげられるのは、合成繊維のBCFナイロンやアクリル、ナイロンなど。耐久性に優れている上、カラーバリエーションも豊富で、オフィスのイメージに合わせたインテリアを実現することができます。
また、カーペットのテクスチャーであるパイルの仕様にも注目してみてください。パイルの種類には、輪になった「ループパイル」、毛足がカットされた「カットパイル」、両方の特性をもった「カット&ループパイル」があります。以前なら、オフィスといえばフェルト状に加工されたパンチカーペットが一般的でしたが、快適なオフィス空間のために、素材や仕様に拘って選んでみてください。
オフィスのカーペットの施工費用は、カーペットの種類によって違いがあります。たとえば、タイルカーペットの施行の場合は、約30~40平米で1平米あたり2,200円、50平米以上は1平米あたり2,100円、100平米以上になると1平米あたり1,800円とのこと。あくまでも一例ですので、施行の見積りを依頼する際の参考にしてみてください。
タイルカーペットの場合は、誰でも簡単に敷き詰めることができますが、スペースが広くなるほどズレやすき間が生じてしまうもの。見積りを充分に検討した上で、条件が合えばプロに依頼してみてもいいかもしれませんね。
いかがでしたか。オフィス空間のイメージを大きく左右する床素材であるカーペットの選び方についてご紹介しました。快適な職場環境は、社員のモチベーションや自社のイメージを高める効果が大いに期待できます。カーペットの選び方にとことん拘って、無機質で味気ないオフィスをお洒落で落ち着いた空間にしてみてくださいね。
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