ある日、就業時間中に突然大きな地震が発生したら、あなたはどうしますか?そして、電車が止まり、帰宅できなくなったら・・・。実際に、2011年に発生した東日本大震災では、平日の日中、多くの人が就業時間中であろう時間帯に災害が発生しています。1日のうちの3分の1以上の時間を過ごしているオフィスで災害に遭う可能性は非常に高いです。この記事では、自分でできる備えから、オフィスビルでの災害対策をご紹介します。身の回りの防災グッズ・防災対策を把握しておき、もしもの時に慌てないようにしましょう。
販売されている防災セットを8メーカーで見比べた結果、内容物は以下の通りに分類できました。
1. 救急用品 - マスク、包帯、三角巾、ガーゼ、絆創膏など
2. 食料品 - 水、食料品、食品加熱剤、水備蓄用袋など
3. 生活用品 - アルミブランケット、ウェットティッシュ、ラジオ、軍手、ライトなど
こうした標準的な内容物に加え、眼鏡や生理用品などを追加し、自分に合わせたカスタマイズをしておくとよいでしょう。また、防災セットの形状も多様になっています。従来のナップザック型以外にも、デスクの引き出しに入るA4ファイルサイズのものや、デスク横にマグネットで張り付けられるものなど、収納場所に合わせて選ぶこともできます。
建物自体の安全性については、1981年6月改正の建築基準法による新耐震基準に適合しているかが一つの目安となりますので、オフィスを借りる際は確認が必要です。高層階のオフィスの場合は、エレベーターの停止、閉じ込めの可能性があります。階段で降りられるような靴の準備や、エレベーターに設置できる備蓄ボックスやAEDがあると安心できます。
テナントとして入っているオフィスビルの場合、所有者・管理者が防災訓練や防災マニュアル作成のサポートを行っているところもありますので、積極的に活用しましょう。ビル全体やビルの所在する地域で訓練ができていれば、いざという時にも連携しやすくなります。
いかがでしたでしょうか。いつ起きるか分からない災害だからこそ、日常の中で意識することが重要です。入居時のビル選びから、レイアウト案を作る時も防災の視点が必要になります。それに加えて、社員一人ひとりが備蓄品を用意しておくこと、オフィスを安全に保つためにデスクやキャビネットの整理整頓をしておくこと、非常口や避難経路の確認をしておくことなど、身近なできることから始めていきましょう。
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