クッションフロアといえば、一般の住宅やマンションでも多く使われていておなじみの床材ですね。最近は、種類がますます豊富になり、おしゃれなモノも増えています。特に店舗など人の多く集まる場所には、適度な弾力性もあり丈夫なクッションフロアは最適です。今回は店舗用のクッションフロアの種類やDIYの方法などをご紹介いたします。
クッションフロアとは、ビニル系長尺シートタイプの床材のことです。塩化ビニル樹脂を主成分とし、中間の発泡層でクッション性を持たせています。リーズナブルで施工性が良く、色や模様も豊富。厚みは1.8mm~3.5mm程度のものが一般的です。耐水性に優れ、汚れても簡単に水で落とせるため、メンテナンスも簡単です。最近は遮音性や弾力性・断熱性を強化したもの、抗菌・消臭機能を付加したものなども発売されています。表面にはエンボス加工やロータリー加工が施され、凹凸を付けることでビニル特有のべたつき感を抑え、さらっとした質感にしています。
クッションフロアは、大きく分けて住宅用と店舗用があります。店舗用は土足で歩くことができるように表面を強化し、耐久性を高めています。住宅用の表面クリア層は0.18mm程度ですが、店舗用は0.3mmあります。また、クッションフロア自体の厚みも店舗用は2.3mmと分厚くしているため、ヘタリが少ないのが特徴です。さらに、新しい機能が付いた商品では、ペットショップや動物病院・トリミング店などに最適の、消臭機能付きで傷が付きにくく滑りにくいペット対応クッションフロアや、クッションフロアにウレタン発泡層を付け、3.5mm厚にした遮音フロアなどもあります。色や模様は驚くほど豊富で、最近はテラコッタ柄やビンテージウッド柄・ストーン柄などが人気。カーペット柄などもあります。
クッションフロアはハサミで簡単にカットでき、施工性が優れているのでDIYも簡単です。平坦な下地ならコンクリート・モルタル・ベニヤ板・コンパネ・既存のフローリングの上にも直接貼ることができます。長めにカット(切りしろとして10cm程度)したクッションフロアを仮置きし、隅をカットしたら床用ボンドか専用の両面テープで貼るだけ。入り隅・出隅の処理も、コーナーカッターやCF用ぴったりカッターがあれば素人でもきれいに仕上がります。ボンドの量に注意し、ボンドを塗ってから少し時間をおいて貼り付けると、クッションフロアがずれにくくなります。
クッションフロアは耐水性に優れ、掃除が非常に簡単なことも人気の理由のひとつです。汚れても水拭きやモップがけで簡単に汚れが落とせます。通常の掃除は水拭きで十分ですが、汚れが酷いときは、中性洗剤やクッションフロア専用の洗剤・重曹・クレンザーなどを使用しましょう。洗剤を使った場合は洗剤分を残さないようにしっかり拭き取ります。洗剤分が残っていると滑りやすくなります。また、メラミンスポンジに水を含ませて軽く擦ると、黒ずみもきれいになります。さらに、クッションフロア専用のワックスがあるので、たまに塗っておくと汚れにくくなり、光沢が出るのできれいですよ。
最近のクッションフロアは、以前のようなチープ感がなくなり、機能性がアップされたものが増えたため、人気の床材となっています。あまりお金をかけなくてもおしゃれな店舗をつくることができます。また、色柄が大変豊富なので、イメージに合った店舗づくりが可能になるでしょう。飲食店、ショップに美容室やサロンなど、どんな業種にも最適です。あなたの店舗にもお勧めいたします!
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