オープンオフィスとは、デスクとデスクの壁やパーティションをなくしたレイアウトを採用したオフィスです。仕切りをなくすことで、開放感が生まれ狭いオフィス空間の閉塞感を軽減する事ができます。
・社員同士のコミュニケーション
デスク間の仕切りがないため、社員同士のコミュニケーションが自然と活発になります。また、気軽に顔を見て打合せや相談が出来るので伝達ミスや誤解が生じにくくなります。
・会話のきっかけにも
オープンオフィスレイアウトの場合、社員同士がお互いに何をしているかが一目瞭然です。ですから、会話のきっかけを作りやすくなり、人間関係や信頼関係構築に役立ちます。
・移動時間短縮で効率化
パーティションの間を移動する時間がなくなるため、時間短縮することができます。
オフィスの中でのたった数メートルの移動ではありますが、移動する手間を省くことは直接的に作業効アップにつながります。
・集中力低下
オープンオフィスレイアウトの場合、近くの人の作業音や電話、会話などがダイレクトに聞こえて気が散ってしまい、集中力が低下するというデメリットがあります。
仕切りがないことでコミュニケーションを取りやすいというメリットがある反面、このようなデメリットもでてきてしまいます。
・感染症のリスク
仕切りがない空間では、風邪やインフルエンザなどの感染症がオフィスに蔓延しやすくなります。
これは、換気や手洗い、うがい、湿度などに気をつけることで防げるデメリットです。
・プライバシーの確保がしにくい
仕切りかないということは、常に誰かに見られているということです。就業時間中とはいえ、最低限のプライバシーの確保は重要です。
特に、人の視線が気になるタイプの社員やプライベート空間に敏感な社員にとってはオープンオフィスのメリットよりデメリットが上回ってしまうケースもあります。
このような場合には少しの工夫が必要です。たとえば、完全に仕切りをなくすのではなく、半透明の仕切りにしたり仕切りの高さを低くしたりすることでコミュニケーションの取りやすさとプライバシー確保の両方を実現することができます。
オープンオフィスにはメリットとデメリットがあります。
どちらか一方をとるのではなく、メリットを生かしつつデメリットを極力減らす工夫をすれば、働きやすいオフィスレイアウトを作ることができます。
業種や社員の性質などによって工夫するポイントが異なりますので、スタッフの意見を取り入れながら工夫をしていきましょう。