オフィスビルや不動産に対して日本の法律は耐震強度を求めています。この耐震強度について時代によって変遷しています。それが新耐震、旧耐震と区別される由縁です。
新耐震基準かどうかは、建築基準法が改正された1981年6月1日以降に建築確認がなされたものが新耐震基準適応不動産になります。
耐震構造を日本が考え始めたきっかけは古く、1891年の濃尾地震です。この地震をきっかけに耐震構造への本格的な調査研究が始まりました。そして1923年には内藤多仲が日本独自の耐震構造を発表した。この耐震構造は翌年発生した関東大震災により内藤多仲設計の日本興業銀行に被害が及ばなかったという実績で示されました。
このことをから1924年に市街地建築物法が制定され世界初の耐震規定が法律で定められました。