大阪市内で最もコストパフォーマンスに優れたオフィスエリアは、本町エリアです。
賃貸オフィス仲介のプロである弊社も本町に拠点を構えており、同業他社の多くも本町にオフィスを構えています。
このことからも、本町がいかにバランスの取れたビジネスエリアであるかが分かります。
下記のクイックマップ(弊社制作のオフィスマップ)をご覧いただくと、本町エリアには主要オフィスビルが高密度にプロットされていることが確認できます。
S〜Eまで、あらゆるグレード帯のビルが揃い、常に価格競争が行われているため、独占的に賃料が吊り上げられることがなく、適正な相場が維持されている点も大きな魅力です。
また、本町は街区が碁盤の目状に整備され、エリアも比較的広いため、「駅から多少歩いても良いので、設備の整ったビルをリーズナブルに借りたい」といったニーズにも柔軟に対応できる物件が多く存在します。
このように、コスト・利便性・選択肢のバランスが取れた本町は、コスト削減を目的としたオフィス移転に最適なエリアといえます。
「安さ」よりも「バランス」で選ばれる本町
もちろん、「スペック・グレード・駅距離など同条件で比較した場合、本町は大阪で最も安いのか?」と問われれば、答えはNoです。
四ツ橋線の本町駅周辺は比較的リーズナブルですが、御堂筋線の本町駅は梅田・淀屋橋・心斎橋と比べると割安な一方で、大阪全体の中では中間層に位置する賃料帯です。
それでも本町が選ばれ続ける理由は「コストパフォーマンスと選択肢の豊富さ」にあります。
オフィスのグレード、立地、面積帯のバリエーションが極めて豊富で、「立地・品質・コストのちょうど良いバランス」を求める企業にとって、最初に検討すべきエリアと言えるでしょう。
本町エリアではまだ賃料が高い……。
そんな場合にオススメなのが、堺筋線の北浜~長堀橋エリアです。
堺筋線は、大阪市内を縦断する主要地下鉄路線(四つ橋線・御堂筋線・谷町線・堺筋線)のひとつですが、唯一梅田エリアへ直結しない路線です。
そのため、一般的な評価としてはやや控えめに見られる傾向があります。
しかし実際には、堺筋線の北浜~長堀橋区間は、御堂筋線の淀屋橋~心斎橋区間から徒歩10分圏内に位置しており、ビジネスエリアとしての利便性は十分に高いと言えます。
御堂筋線沿線の“東側エリア”と捉えることもでき、オフィスビルのストックも豊富。Sランクビルこそ限られるものの、A~Eランクまで幅広いグレードの物件が揃うのが特徴です。
また、同じ縦軸路線である谷町線(東梅田~天王寺)と比較しても、堺筋線沿線の方がオフィスビルの数が圧倒的に多く、選択肢の広さが際立ちます。
このように、
「路線としての評価は控えめ」
「御堂筋線沿線にも徒歩圏」
「物件数が多く、賃料相場も抑えめ」
という3つの条件が重なるため、大阪市内で賃料を抑えつつ、利便性を確保したい企業に最適なエリアです。
コスト削減移転を検討する際には、見落とされがちな穴場エリアとして、堺筋線北浜~長堀橋周辺はぜひチェックしておくべきエリアと言えるでしょう。
3位を決めるのは難しい市況ではありますが、西区の肥後橋エリアおよび淀川区の西中島エリアは、いずれも「立地利便性」と「賃料バランス」に優れた、コストパフォーマンスの高いオフィスエリアとして長年人気を集めています。
両エリアとも、本町や堺筋線沿線ほどの物件ボリュームこそありませんが、B~Eランク帯のオフィスビルが豊富で、賃料を抑えながらも一定水準以上のオフィス環境を確保できる点が大きな魅力です。
■肥後橋エリア:梅田・なんば双方に好アクセス
肥後橋エリアは、四つ橋線の利用が可能で、西梅田・なんばへのアクセスが非常に便利です。
肥後橋駅と淀屋橋駅の距離はわずか約5分。実は四つ橋線と御堂筋線は【西梅田・梅田~大国町】間で定期券の相互利用が可能なため、実質的に御堂筋線沿線エリアと遜色ない利便性を持ちます。
また、西側に広がるなにわ筋沿いには、ハイグレードなビルや眺望に優れたビルが点在しており、「駅からやや距離がある分、賃料がリーズナブル」という優れた条件の物件が多いのも特徴です。
梅田・淀屋橋エリアへのアクセスを確保しつつ、割安な賃料水準で質の高いオフィスを確保できる点が、肥後橋の最大の魅力です。
■西中島エリア:新大阪に隣接する“実用型オフィスエリア”
一方の西中島エリアは、新大阪駅へのアクセス性が抜群で、新幹線利用や関西圏外との往来が多い企業にとって、極めて実用性の高い立地です。
築年数の経過したビルも多いものの、その分賃料相場は大阪市内でも比較的リーズナブル。一時期は「西中島バレー」と呼ばれ、ベンチャー企業やスタートアップが集積するエリアとして注目を集めました。
近年では、そうした企業の成長に伴い、エリア内でハイグレードビルへの出世移転を希望するケースも増加。
新築・フルリノベーションビルが募集されると早期に満室となるなど、需要の高さが際立っています。
とはいえ、新大阪駅北側の宮原エリアと比べると、西中島はまだ価格的に抑えやすい水準にあり、賃料面での魅力も健在です。
空室率の低下で即決エリアに
ただし、近年は大阪市内全体で空室率が低下傾向にあり、肥後橋・西中島の両エリアも例外ではありません。
オフィス棟数こそ多いものの、実際には「希望条件に合う物件が募集中でない」「解約待ちの状態」といったケースも増えています。
特に人気が高いのはBランククラスの大規模ビルで、解約が出ても既存テナントの増床で外部募集されないことも珍しくありません。
このように、肥後橋・西中島は条件が合えば即決すべき希少エリアとして注目されています。
弊社は東京・大阪・名古屋・福岡・広島に拠点を置き、北海道から沖縄までの主要なオフィスエリアでのオフィス移転に精通しています。
各エリアの市場動向や最新の物件情報を日々アップデートしております。
お気軽にご相談いただければ幸いです。
まずは筆者にご相談頂けましたら、該当エリアに強い営業担当におつなぎ致します。
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