「お店を始めよう!」と店舗物件を回って場所を決め、契約をしたら次に取り掛かるのが“店舗の内装工事”です。居抜き物件など、同じ業態の店舗を借りた場合でも、オリジナリティを出すためにも、内装工事は必須項目となります。
店舗の内装工事のときには、どんなことを意識して取り組んでいったほうがいいのでしょうか。店舗内装工事をするときのポイントを工事の種類ごとにご紹介します。
店舗の内装工事とは、お店を開くにあたって必要な機器類の搬入やテーブル、棚などの設置、壁紙を変えるなど、お店のなかを整える工事のことです。リニューアルや退去をするときの原状回復のときに必要な工事も「内装工事」に含まれます。
借りたり購入したりした物件で、以前同じ業態のお店をしていた場合、機器類がそのまま残されていてそれを活用できることを「居抜き」といいます。そんな居抜き物件であっても、新しくお店をオープンするに当たっては、カンタンな工事が必要なケースがほとんどです。
内装工事をするときは、建築事務所や内装デザインをする会社に依頼したり、施工そのものを請け負う会社に個別に相談したりとさまざまなパターンがあります。内装のデザインから施工までを行ってくれるところに依頼するとラクですが、その分費用もかかってきます。ただ、これまで内装工事をしたことがなく、どうしたらいいのかわからないときにはすべてを任せられるところに依頼したほうが安心です。
店舗をオープンさせるときの内装工事は、0から作り上げていく必要があるため、綿密な打ち合わせを行いながら進めていきます。
ポイントは、「店舗の業態に合わせたデザイン・施工会社を選ぶ」「予算をハッキリさせる」の2つです。
内装デザインを扱う会社には、多くの場合、デザイナーがいて相談にのってくれます。ただし、デザイナーによって業態ごとの得意不得意があるのも事実です。店舗の業態に合わせて依頼する会社を選ぶことがポイントとなります。
また、「予算をハッキリさせる」ことも大切です。初めての店舗作りで概算がわからないときには、デザインや店舗イメージの希望を伝えて見積もりを出してもらってから検討するのも1つの手です。予算がハッキリしていれば、「どこで妥協をして、どこに力を入れるとイメージ通りの店舗になるのか」といったことも相談しやすくなります。予算立てはしっかり行っておきましょう。
店舗をリフォームするときは、どの程度のリフォームなのかによって、工事内容も期間も大きく異なってきます。たとえば、「壁紙やフロアだけを変えたい」のか「機材類や設備も入れ替えたい」のかといった、リフォームのレベル感を決めておくことが肝心です。
もう1点、店舗リフォームでのポイントとなるのが、「継続して使えるものと変えるものを見極めること」です。どう変えていきたいのかというイメージも大切ですが、「今あるモノを生かしていくのか」、「新しくするのか」によって、費用も変わってきます。
「どんな完成イメージのリフォームをしたいのか」ということと、「使うもの・新しくするもの」を事前にまとめておくとよさそうです。
退去時の原状回復工事のポイントは、「スケルトン渡しなのかどうか」「クリーニングまで行う」ことの2つです。
退去時の原状回復工事は、その物件によってどこまで戻さなければならないのかの取り決めがあるため、それに則って行います。何もない状態のことを「スケルトン」と呼び、空っぽになった物件を渡すことを「スケルトン渡し」といいます。
また、部分解体でも、最終的にはキレイな状態にして渡さなければならないため、クリーニングは必須となります。内装工事を請け負う会社によって、クリーニングまで含まれているケースと別途クリーニング業者に依頼しなければならないケースとがあるため、事前に確認しておきましょう。
「内装工事」と一口に言っても、どのタイミングでの工事なのかによって注意すべきポイントは変わってきます。それぞれのポイントを押さえて、満足のいく工事をしてもらえるよう的確な依頼をしていきましょう。
また、内装工事を請け負ってくれる会社を選ぶときには、気になる内装デザインのお店でどこにお願いしたのかを聞いてみるのもオススメです。イメージ通りの店舗を作って、気持よくオープニングできるよう、ポイントに留意して進めていきましょう。
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