玄関は家の「顔」であると昔からよく言われてきました。オフィスにとってもエントランスは会社の「顔」です。訪問者がエントランスに入った瞬間、その会社のイメージが植え付けられるもの。だからこそオフィスにとってエントランスは重要です。「オフィスづくりはエントランスにこだわれ!」と声高に言いたいですね。これからオフィスづくりを計画されている方は是非、こだわりのあるエントランスを作りましょう。
エントランスはオフィスの第一印象を決める大切な空間ですから、第一に訪問者が心地良いと感じる空間づくりをしましょう。その上で企業価値を高め、社員にとっても帰属意識やモチベーションが高まるようなエントランスであること。また会社の理念やコンセプトの発信も重要です。会社の商品やサービスなどをさりげなくPRすることも大切です。会社の「顔」づくりには、コーポレートカラーやエントランスサイン(企業ロゴ)を効果的に使用し、印象に残る「顔」にしましょう。会社にとっての良いエントランスとはこのような全てのことが含まれていることが条件になります。
さて、会社によって様々な工夫が凝らされたエントランスを見かけますが、色使いによってイメージが変わるということも認識しておきましょう。
『赤』は情熱・生命力・革命的などを象徴しています。効果的に赤を使うことで斬新なイメージのエントランスになります。
『白』は清潔感・理知的・可能性などを象徴しています。病院などで多く使われるのも清潔で理知的なイメージからくるものです。
『青』は静寂・深さ・涼しさなどを象徴しています。沈静効果があり、精神的に落ち着ける色です。
『黄』は明朗・快活・躍動などを象徴しています。若々しく華やいだイメージを与えます。
『緑』はさわやか・新鮮・安全などを象徴しています。緑や茶色といったアースカラーを使うと落ち着いた暖かいイメージを与えます。
エントランスを作るにはまず会社のコンセプトを明確にしておきましょう。デザイナーに依頼する場合でもコンセプトが明確ならば、デザインの方向性が決まりやすくなります。自分でデザインする場合には会社のイメージに合ったものを作るようにしましょう。エントランスサインなどをフォーカスポイントにすることで、一目でどこの会社か分かるようにすることも大切。またエントランスの広さや、受付を無人にするか有人にするかで、カウンターの選び方も変わりますが、スペースのない場合には壁と一体化したカウンターがお勧めです。カウンターを置かないで、壁に直接電話やタブレット、タッチパネル式のモニターなどを設置する場合もあります。
エントランスは照明にも気をつけましょう。照明ひとつでエントランスの表情も変わります。照明を明るめにするとエントランスに入った瞬間、社員のやる気がアップします。照明が暗めだとどうしても後ろ向きな気分になるので、注意しましょう。また、受付が無人のエントランスは無機質になりがちです。観葉植物などを置き、柔らかい印象にすることをお勧めします。 エントランスは外部者の出入りが多いスペースなので、サーバールームなどの機密情報が多いスペースとの隣接は避けるようにしましょう。更に社員が安心して残業もできるようにセキュリティーの対策もしっかりしておきたいですね。
オフィスにとっての素晴らしいエントランスとは、お客様に「こんな会社と取引したい」と思っていただき、社員には「今日も頑張ろう」という気持ちを起こさせ、面接希望者には「こんな会社で働きたい」と思わせる、そんなエントランスではないでしょうか?そんなエントランスを作ることは決して不可能ではありません。それは経営者であるあなた自身が、お客様の気持ちや社員の気持ち、面接希望者の気持ちになって考え、工夫することから生まれるものだと思います。
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