カフェ店舗物件選びのポイントを教えて！

閲覧数：1,855 更新 2016年10月11日更新

カテゴリ：オフィス探し･お役立ち

タグ：専門職貸店舗カフェ経営

「カフェを始めよう！」と思ったときに気になる店舗物件選びのポイント。物件選びはカフェの成功・失敗に大きく関わってきます。「どんな物件がカフェ店舗に適しているのか」を事前に知ったうえで、物件を探すようにしたいところです。

今回は、カフェ店舗物件を探す前に、チェック必須の物件選びポイントをご紹介します。おすすめカフェ店舗物件も3つピックアップしているので、店舗探しの具体的なイメージをもつ参考にしてみてください。

カフェ店舗物件選びのポイント

カフェ店舗の物件を選ぶポイントは、大きく3つあります。その3つのポイントとは、「売り上げ予測を立て予算を決める」「立地別の特色」「重飲食不可物件かどうかを確認」です。

カフェを出店するにあたっては、まず物件を用意しなければなりませんが、その前に「どの地域へ出店するのか」「どんなカフェにするのか」といった、カフェの概要を決めなければなりません。これらの具体的なイメージがあると、物件選びもしやすくなります。

具体的なイメージをもったうえで、売り上げ予測を立てておけば、家賃の上限も見えてきますし、支払い可能な家賃範囲内でよりよい立地の物件を探すことも可能です。そのため、カフェ店舗物件選びのポイントを確認する前に、「出店したいカフェのイメージ」をもつようにしましょう。

【ポイント1】売り上げ予測をしっかりと立て予算を決める

カフェ店舗物件を選ぶときには、「家賃がいくらの物件が借りられるのか」を明確にしておかなければなりません。そのために必要なのが「売り上げ予測」です。客席を想定し、立地もある程度指定したうえで、朝・昼・夜とどのくらいの売り上げが予測されるのかをシミュレーションしてみましょう。

飲食店の家賃相場は、売り上げの10％だとされています。月商200万円であれば、20万円が上限となります。これに必要な席数から割り出した面積を合わせて、店舗を探すようにしましょう。

【ポイント2】立地別の特色に配慮する

「どんな年齢層の人がいつ通るのか」、「店舗の前の道には人通りがあるのか」、「駅からはどのくらい離れているのか」など立地別の特色に配慮するようにしましょう。どの立地がいいかは出店するカフェの形態によっても異なります。

たとえば、家族連れが主な客層であれば、駅から多少離れても、駐車場を広めにとれる立地のほうが成功に近づけるかもしれません。また、メインの通りは足早に通り過ぎる人ばかりで、お店に気づいてもらえるかわからなくても、そこから1本入った道はゆったり歩いている人が多く、お客様になってもらえそうな人が多い可能性もあります。

「駅前だからいいはず」「メイン通りだから人も多く通るはず」といった、印象だけで決めるのではなく、立地別の特色に目を向けて検討するようにしましょう。

【ポイント3】覚えておきたい「重飲食不可」とは

コーヒーや紅茶など飲料中心に出すカフェであれば、特に気にする必要はないため、思わぬ落とし穴となりがちなのが「重飲食不可」の物件です。重飲食とは、「火や油をたくさん使う飲食店」を指しますが、これといった決まりは今のところありません。そのため、オーナーや管理会社の判断によって範囲が決まるケースもあり、気をつけるべき項目となっているのです。

基本的にカフェは、軽飲食店と見なされます。しかし、「調理」を行うカフェの場合には、場合によって重飲食とみなされる可能性があるため、注意が必要です。たとえば、おいしいカレーが有名なカフェは、カレー屋が重飲食店に含まれるケースが多いため、カフェであっても重飲食に当たるとされるケースなどが考えられます。

一貫して、カフェとして経営するのであれば、軽飲食店に当たるため問題ありませんが、「食べ物をメインに打ち出していきたい」というときには注意しておきましょう。