賃貸オフィスを選ぶポイント！基準階と基準階坪数

閲覧数：7,151 更新 2016年7月27日更新

カテゴリ：不動産用語

賃貸オフィスを選ぶ目安として、オフィスビルの基準階と基準階坪数を比較し検討する必要があります。基準階坪数は、オフィスビルの規模を知る上での大切な基準となるからです。新しくオフィスを借りようとする際には、予算も含めた上で、事業内容や用途、社員の人数などにあわせた最適なフロアを選びたいものですよね。そこで今回は、オフィスビルを選ぶ重要なポイントとなる、基準階と基準階坪数についてご紹介します。

賃貸オフィスの基準階と基準階坪数とは

オフィスビルの最大の特徴は、同一の面積のフロアが何層も積み重なって構成されていることですよね。一般的なマンションや一戸建て住宅のように、総面積で表現されることはありません。基準階とは、オフィスビルのなかで最も代表的な面積をもつフロアのことです。

オフィスビルでは、3階以上の中層階を基準階としており、オフィスビルの規模を計る目安となります。中層階を基準階とする理由は、1階はロビーやエントランスなどの共有スペースや、飲食店などのテナントスペースがあるため、フロア面積が小さくなっている場合があります。

また上層階も、建築基準上の規制により斜線制限がなされ、フロア面積が小さくなっている場合があります。こうした理由から、中層階を基準階としています。

地上5階立てのビルで、1階のフロア面積が20坪、2～4階が40坪　5階が30坪の場合

基準階は2～4階　基準階坪数は40坪になります。

坪数については、正式な不動産契約書には記載することはほとんどありませんが、他の物件との比較にはかかせない要素ともいえますね。

賃貸オフィスの坪単価とは

賃貸オフィスの賃料は、坪単価で示されます。つまり坪単価×坪数が１か月に支払う賃料となります。坪単価は、日本特有の不動産用語として知られおり、尺貫法に基づいた面積の計算方法です。一坪は1.8ｍ四方で約3.3平米の広さとなります。つまり畳2畳分のスペースを一坪に数えることになりますね。正確な平米数は曖昧で、地域によって微妙な格差が見られることも特徴のひとつといえるようです。

賃貸オフィスの家賃相場は、平均坪単価を基準に算出されています。しかし、東京都内でもオフィスビルの規模や利便性、周囲の環境によって坪単価には大きな違いがみられることも。賃貸オフィスを検討する際には、地域ごとの平均坪単価を参考することが最も重要なポイントとなりますね。

都内の主要区の平均坪単価とは

東京都内の大規模オフィスビルは、千代田区、中央区、港区の主要3区に最も集中しています。オフィス街の中心地域といえる主要3区には、大規模から小型ビルまでニーズに合わせた賃貸物件が豊富にあるのも魅力のひとつです。ここでは、都内の主要3区（千代田区、中央区、港区）の平均坪単価をビルの規模別にご紹介します。賃貸オフィス選びの参考にしてみてください。

【大規模ビル：200坪以上】

千代田区：丸の内・大手町（40,540円）飯田橋・九段（22,500円）

中央区：銀座（26,000円）京橋・八重洲・日本橋（21,750円）

港区：新橋・虎ノ門（23,167円）赤坂・青山（22,950円）

〈この条件のおすすめオフィス一覧〉

　千代田区のオフィス物件情報（200坪以上）

　中央区のオフィス物件情報（200坪以上）

　港区のオフィス物件情報（200坪以上）

【大型ビル：100坪～200坪未満】

千代田区：丸の内・大手町（23,000円）飯田橋・九段（18,000円）

中央区：銀座（22,110円）京橋・八重洲・日本橋（20,214円）

港区：赤坂・青山（18,006円）新橋・虎ノ門（17,998円）