ワンフロア分割オフィスを借りよう！メリットと注意点とは？

閲覧数：4,461 更新 2016年8月26日更新

ワンフロアを分割しているオフィスであれば、スタートアップ企業であっても大きなビルにオフィスを構えることができます。フロアを貸し出すオーナーにとっても、広いフロアを持て余しているよりも借り手がつきやすくなるため、メリットがあるとして注目されています。

そこで今回は、ワンフロア分割オフィスを借りるメリットと借りたときの注意点や選び方をご紹介するので、オフィス選びの参考にしてみてください。

ワンフロア分割とは

ワンフロア分割とは、1つのフロアを分割して貸し出すことです。大きなビルでは、ワンフロアが広いため、フロア毎に借りられる企業となると限られてしまい、なかなか借り手がつかない可能性があります。そのため、広いワンフロアを仕切り、数ブロックに分けることで、借り手がつきやすくする方法が採られることがあります。

自社ビルをもっているような大手企業では、部署毎にフロアを分けるのではなく、フロアを分割してさまざまな部署を同じ階に配置するケースもでてきているようです。これもワンフロア分割と呼ばれますが、今回は、フロアを区切ってそれぞれに違う会社が入るオフィス形態についてご紹介していきます。

ワンフロア分割のメリットとは

ワンフロア分割オフィスを借りる大きなメリットとしては、大型でグレードも高いビルにも、手ごろなスペースかつワンフロアを借りるよりも安く入居できることです。通常であれば、入居できないようなビルにオフィスを構えられるとして、小規模のスタートアップ企業からも注目を集めているオフィススタイルです。

そのため、スタートアップ起業を考えているときに、最初のオフィスとして借りるのに、おすすめのタイプだともいえます。

また、オーナー目線でも、ワンフロアを分割して借り手がつくことで賃料が安定的に入りやすくなるというメリットも。ワンフロアを貸し出している場合、その企業がオフィスを移転してしまうと次の借り手が決まるまで収入がなくなってしまいます。しかし、フロアを分割していれば、1社が出て行っても他の企業が残っていれば、収入が0になってしまうことはありません。

ワンフロア分割は、貸主側にも借り手側にもメリットが多い形態だといえます。

ワンフロア分割オフィスを借りるときのポイント

ワンフロア分割オフィスの場合、複数の企業が同じフロアに存在することになります。フロアを区切っているだけなので、壁もパーテーションなどの簡易的なものである可能性もあり、通常のビルの1室を借りているときとは異なるポイントをチェックしておきましょう。

まず、ワンフロア分割のオフィスを借りるときには、防音性を事前に調べておくことが肝心です。パーテーションなどの仕切りでも、防音性の高いものもありますが、オフィスの会話が聞こえてしまう可能性も否めません。借りる前にオフィス内での話し声が外に漏れていないかをチェックしておくことをおすすめします。

次に、トイレの位置や数です。トイレに近い場所を借りてしまうと、日に何度もオフィスの前を人が通ることも予想されます。防音性が高くとも人が歩いているのは気になる、というときには、トイレや出入り口とオフィスの位置をしっかり確認しておくことも大切です。

もう1つのポイントが、可能であれば他の入居企業を見て、自社の雰囲気に合いそうな企業が集まっているところを選ぶことです。特に、起業し、オフィスを構えたあとで、外部の人が訪問してくることが多いようであれば、周りの環境も重要となってきます。どんな雰囲気のスタートアップ企業にしたいのかを考えて、同じフロアに入居する企業を見ておくといいでしょう。